成人スティル病(症状・診断)
成人スティル病は大人の病気ですが、子どものスティル病と経過がよく似ているために、この名前がついています。
成人スティル病の症状
39度以上の熱が一日の間に上がったり下がったりします。熱が出ているときには、からだに薄いピンク色の発疹が出ますが、熱が下がると消えてしまいます。頸部などのリンパ腺の腫れ、肝機能障害などがよくみられます。ひどいときには、胸膜炎や急性呼吸不全などをおこすこともあります。関節炎は、とくに手首に多くみられます。
成人スティル病の診断
この病気では血清フェリチン値がきわめて上昇するので、主治医がこの病気を疑いさえすれば診断は簡単です。しかし、とてもめずらしい病気なので、診断が遅くなり、重症化することも少なくありません。